冬になると強烈な吹き上げの北風にさらされます。
これによって地面がカラカラに乾いてしまうのです。
かつてはこの斜面にもびっしりと竹が生えていたので、
それが風よけになっていました。
その斜面部分から向こうの土地の持ち主がすべて竹を伐採しました。
すると北風がもろにうちの畑に吹き込むようになってしまいました。
そこで枯れて山積していた竹をその斜面とうちの土地の境目に運んで積んで行きました。
でもそれだけでは低いし隙間だらけであまり役に立ちませんでした。
私は竹を切ったらまずはその竹の枝を払います。
すべての枝を払った後に1mくらいに切り分けて地面に敷いています。
当初は払った枝をそのまま隣接する農家の人に焼いてもらったり、
しばらく地面に敷いて葉っぱが無くなってから焼いてもらったりしてました。
地面に葉っぱ付きの枝を敷くことで北風から地面を保護していました。
そこで私はこの枝を使って風よけが作れないものかと考えました。
束にして紐で縛れば結構な密度になって風をブロックできるのではと思ったのです。
こんな感じに。
いわゆる竹ぼうきのほうき部分です。
これを大量に設置することで壁を作ることにしました。
最初はすぐに強風に吹き飛ばされてしまったりでなかなかうまく行きませんでした。
何回もの失敗を重ねて試行錯誤を続けてきました。
その結果ある程度の強度でこの部品を固定することに成功しました。
こんな感じに。
向こう側かまるで見えなくなって完全に遮断しているかのようなのですが、
これでも結構隙間があってちゃんと風は通っています。
でも以前とは比較にならないくらいに弱風になりました。
あまり風通しが悪いのもよくないかもしれないのでこれで良しとしておきます。
まだまだ部品が足らず北側すべてに設置できていません。
でも竹はまだまだ生えていますしこれからも生えてきます。
部品は無限に作れるのです。
着々と畑が理想の状態へと向かって進んでおります。
こんな感じに。



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