とうとう毎年のごとく畑が雑草だらけになってしまいました。

これは果樹ゾーンです。
野菜ゾーンは種蒔き前に草刈りをしたので生えてはいるもののまだ丈は低いです。
この大量の雑草を夏の間に刈り続けます。
抜かずに地際で刈って地面に敷く。
これが自然農法における土作りなわけです。
これでだんだんと土が肥えていくと思ってやっていたのですが、
そう単純には行かないようです。
今年は特にこの雑草が蔓延してしまいました。

赤い茎が四方に広がっていきます。
根っこは深くまで広がっておらず軽く引っ張っただけで抜けてしまいます。
固い地盤を砕くには役に立ちそうにありません。
タネが大量に落ちてしまっているので来年が思いやられます。
でも丈が低いので日光を遮ることにはならなそうです。
とは言え丈が高くなる雑草もあります。

今年植えたばかりのブラッドオレンジが覆われてしまいました。
真っ先にこれを刈ることから始めました。
刈った草は野菜ゾーンに敷いておきました。
種蒔きの直前に既に敷いてあるのですがさらに上乗せです。
同じ種類が一箇所に群生する傾向にあります。

ヨモギと思わしき草がたくさん生えています。
これもすべて刈り取って敷いておきました。
これみたいにタネができる前に刈ってしまわないといけません。
こんなふうにタネができてしまうと厄介です。

この丸いタネがゴム手袋の背抜き部分にくっつくんです。
服装によっては注意が必要です。
早く開墾にひと段落つけて先手先手の草刈りをしなければなりませんね。
野菜のタネはなかなか発芽してくれなかったり発芽しても枯れてしまったりなのに、
雑草ならこんなにびっしりと発芽生長するんですからねぇ...

しばらくはひたすらずっとこれを刈り続ける作業になります。
雑草が生えまくっていた場所は一見するとだいぶ土が砕かれて柔らかく肥えた土になったように見えます。
でも土が乾くとほとんど水分が無くなってしまいます。
水持ちがよくないんですね。
そんな状態でも雑草は普通にいくらでも生えてきますが...
これまでは開墾と土作りと野菜栽培をすべて同時に平行してやってきました。
でもそれだとすべてが中途半端になってしまうようです。
とにかくまぁ土が硬過ぎるので秋頃に最終兵器の投入を検討しています。
それまでの間にひたすら雑草を敷いておきます。
今後は土作りのみに全精力を投入します。
春に種蒔きした野菜の状態を見守りつつ今後の野菜栽培を一時中止します。
いつか納得の行く状態まで土作りが進んだらまた野菜栽培を再開します。
長い年月と労力をかけた努力の結晶の畑です。
私は決してあきらめません。



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