こんな急じゃ体が対応できません...
そんなことはお構いなく麦が成熟してきました。
それではこれが麦畑の様子です。

何だか秋のような感じですね。
すっかり色づいてきました。

黄金色に輝く麦畑...
見事な光景になりました。
周囲の農家の人たちも気になるようでやたらにこれについて聞かれます。
「肥料にするのか?」と聞かれるので「そうです」と答えています。
本当は肥料ではなくて硬い粘土質の土を砕くためなのですが、
そこまで説明するのが面倒くさいので...
まずはライ麦です。

実るほど頭を垂れる麦穂かな...
しっかりと実がなっている感じですね。
そしてエン麦です。

同じ麦でも全然見てくれが違うんですね。
こっちの方が米に近い感じに見えます。
どんな実というかタネがなっているのが見てみました。
まずはライ麦です。

茶色い米粒って感じですね。
購入したタネは薬剤処理が施されていたのかピンク色でした。
これがライ麦なんですね。
そしてエン麦です。

何だか雑草のタネみたいですね。
これは購入した時のタネと同じ感じです。
とても食べる気がしないですね...
ということで収穫...ではなくてとりあえず刈りました。

地際で刈って根っこはそのまま地中に残します。
地中深くまで張り巡らされた根っこが枯れてそこに細かい隙間が空きます。
空気や水の通りが良くなって様々な微生物が行き交うようになります。
そして団粒構造の肥えた土に近づいていきます...
すべてはこれを目指しての作業なのです。
収穫はせずに即タネを蒔きました。

脱穀の道具とかが無いので手で揉みほぐしてばら撒きました。
これがかなり面倒な作業でしてなかなかペースが上がりません。
なるべく均等に蒔きたいので丁寧にやり過ぎてしまうのです。
種蒔き後は藁を地面に敷いておきました。

たったこれだけ進むのに1時間くらいかかってしまっています。
これではどれだけ時間があっても足らないのでもっと効率を上げねばなりません。
いろいろと試行錯誤はしているんですが今月中に終えれるか微妙な感じになってきました。
最後にたつきさんのご要望にお答えすべく株を掘り出してみました。

左がライ麦で右がエン麦です。
もっともっと剛毛な感じを期待していたのですが案外あっさりと抜けてしまいました。
プチプチと根っこが切れている感触はあったので、
微細な根っこがもっと長く深く伸びているのかもしれません。
でもそれにしても...という感じは否めませんね。
土の感触もそれほど劇的に変化しているようには感じませんでした。
まぁ1回栽培しただけで解決してしまうほど甘くは無いであろうことは最初から想定済みであります。
これから何度でも繰り返しながら理想の状態へと近づけていくだけです。
それにしても、忙し過ぎて体がいくつあっても足りません...




が、私の書き方が悪かったです。
ムギの根は地中、どこまで深く入っているか、というのを知りたかったです。
もう、播種されているのでムリですね(笑)
仮に2m近くまで深く伸びているとすると、
そこまで掘らないと確認できません。
人力ではかなり厳しいですし、
せっかく構築しようとしている土中環境を壊してしまうので、
申し訳ないのですがこの程度が限界です。
感触からして麦の高さほどは伸びていないと思われます。