2022年11月25日

新兵器を投入しました!

段々と秋も深まってきましたねぇ。
でもまだそんなに寒くはないので動きやすいくらいです。
そんな中、ネットショッピングでいろいろと園芸関係の商品を見ていまして、
これはというのを見つけてしまってついつい買ってしまいました。

これまで何度もしつこいくらいに申してきましたように、
うちの畑は強烈な粘土質の土です。
雨が降ったらネチョネチョになって、
乾いたらカチカチになってしまいます。
畑に適した土というのはフカフカな土でして、
水はけの良さと水持ちの良さという相矛盾することが両立している状態が最良とされています。
それに対してうちの畑は水はけの悪さと水持ちの悪さが両立しているという最悪の状態なわけです。
これをどうにかしないことには自然農法どころでは無いとやっと気が付きまして、
今は雑草や雑木を土の中に埋め込んだりしているわけです。

そんな折に見つけた新兵器はこれだ!!!

IMG_4667.JPG

土壌改良資材です。
説明書きによるとこれを土に撒くことで土中が団粒化するのだとか。
そして粘土質にも効くとのこと。
まさにうちの畑のような土で自然農法を目指している私のためにあるような・・・

これを200倍に希釈して撒いてみました。

IMG_4668.JPG

ジョウロにでも入れた方が効率がいいのかもしれませんが、
適当なのが無かったので噴霧器を使いました。
写真はニンニクが発芽してきたところです。
株の周りにたっぷりとかけておきました。
これ以外にも他の野菜や果樹の株元や周囲にかけました。
これは雨が降っている時が一番効率よく浸透するとのこと。
さすがに雨が降っている時は行きたくないので雨が降った翌日や前日に撒いています。

本当に額面通りにうまく行くのか正直なところまだ半信半疑です。
いやむしろ藁にもすがるような・・・
これで本当に土が柔らかくなったら万々歳ですが、
これまでこれほど苦労してやってきてもダメだったものが、
そう簡単にできるのだろうかという思いと、
できてしまったらこれまでの苦労は何だったのだろうという思いとで、
何だかとても複雑な心境です・・・
効果の程がわかるのはまだだいぶ先のことなので、
またその時が来たら記事にします。




実はこれ以外にも新兵器をもうひとつ購入しています。
そちらは来年の春頃から使用する予定です。
それについてもまたその時が来たら。

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posted by ひ辻 at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 土作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

ヘアリーベッチを植え替えました

うちの畑は自然農法をうたっているので除草剤は使っていません。
野菜ゾーンが雑草だらけになってしまうのは、
そういうやり方なので当然なのですが、
果樹ゾーンもかなりの状態になってしまうのです。
多少は下草が生えていても問題は無いのですが、
生長が遅れている樹高の低い果樹だと雑草に覆われてしまいます。
そこで雑草の高さを低く保つにはどうすればいいのかと考えました。
こまめに雑草を刈ればいいのでしょうけれど毎年作業が追いつかなくなります。
そこである緑肥作物を導入することにしました。

とりあえずオレンジの周囲の様子です。

オレンジ2018.4.14.jpg

手前と左奥の2本あります。
株の周りに草が生えています。
通路部分は撮影前にすべて刈っておきました。
これは秋に種蒔きしたんですがいつの間にやら発芽生長していたようです。

その草がこれです。

ヘアリーベッチ2018.4.14.jpg

これがヘアリーベッチです。
蔓性でして周囲のほかの雑草に絡み付いて広がっていきます。
そうやってこれ以外の雑草をある程度押さえ込むことができるようです。

うちの畑にはこれとそっくりな雑草が自生しています。

カラスノエンドウ2018.4.14.jpg

カラスノエンドウです。
近縁種でこれも同様の効果が見込めるそうです。
マメ科で莢がぶら下がります。
子供の頃はその莢を使って笛を作ったことがあります。

ちゃんと雑草を押さえてくれているようなのでそのままにしておけばいいのですが、
果樹に施肥をするのに邪魔なんです。
オレンジとデコポンの周囲にだけ種蒔きしまして、
実はデコポンの周囲に生えていたのはすべて刈ってしまいました。
オレンジの周囲のも刈ってしまおうかと思ったのですが、
やはりせっかく種蒔きしたので植え替えて残すことにしました。

ということで抜いてみました。

根粒菌2018.4.14.jpg

根っこの部分なんですが白い塊のようなものがついています。
これはいわゆる根粒菌というものでしてマメ科植物の特徴なんです。
この菌が空中の窒素を取り込んで宿主へと供給するんです。
それによってマメ科の植物を植えた土は自然と肥えていくというわけなのです。
なので緑肥植物として使われています。

ということで植え替えました。

デコポン2018.4.14.jpg

デコポンの周囲に植えました。
こちらは既に施肥の作業は終えています。
ただまぁ一旦引っこ抜いたのを植えてちゃんと根付いてくれるのかわかりません。
雑草レベルの生命力であることを祈るだけです。

当初は自然農法でやっていた果樹でしたが何年も前から殺虫剤も肥料も使っています。
何もしなくてもいくらでも収穫できるのは甘夏だけですね。
ただそれにしても味を良くするためにはそれなりに栄養が必要でしょうし、
結局何かはしないと収穫まではいけてもおいしくはならないんです。
でもあくまで私が目指しているのは無農薬無肥料でしてそれは果樹も同じです。
そのためにもいろいろと試行錯誤を続けていきます。

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posted by ひ辻 at 04:59| Comment(0) | 土作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月27日

有機農法始めました

うちの畑は4つのゾーンに分かれています。
一番奥がタケノコゾーンの竹林、
真ん中が果樹ゾーン、
農道の手前が野菜ゾーン、
そしてその右手の中途半端な広さの場所が山菜ゾーンなんです。
野菜に関しては完全無農薬無肥料でやっていますが、
果樹に関しては農薬も肥料も使っています。
じゃあその中間の有機農法を山菜ゾーンでやってみることにしました。

とりあえず山菜ゾーンの様子です。

山菜ゾーン2016.10.12.JPG

支柱を立てて栽培スペースを分けています。
2m×4mと2m×5mの2面だけです。
ここは畑を初めて一番最後に手を付けた場所でして、
毎年雑草ボウボウのまま放置してきた場所でもあります。
イチゴの栽培を始めたものの雑草刈りが追いつかずにすべて枯らしてしまったこともあります。
山菜とは言ってもいわゆる山菜限定ではなくて多年草専用のゾーンということなんです。
アスパラとかネギとかニラとかを予定していました。
もっと早くに始めるつもりだったのですが他の作業が忙しくて手が付けれませんでした。

ということでまずは穴掘りから始めました。

穴掘り201610.13.JPG

奥のスペースの半分を掘りました。
これがかなりしんどい作業でして・・・
ここしばらく力仕事はしていなかったのでかなりこたえました。
すっかり体がなまっていますね。
また鍛え直さねば・・・

掘り辛い要因はこれです。

粘土2016.10.13.JPG

雑草で土が砕かれていることを期待していたのですが、
やわらかいのは地表から5cmくらいだけでして、
ちょっと深く掘るとまだまだ硬い粘土質のままでした。
粘土の固まりがゴロゴロ出てきます・・・

地層はこんな感じです。

地層2016.10.13.JPG

40cmくらいの深さまで掘りました。
雑草の根っこが10cmくらいのところまでしか行けていません。
うちの畑の土地の過酷さを物語っています・・・
モグラの穴もありますね。

有機農法とは言いましてもいわゆる有機肥料を使うわけではありません。
あくまで土に栄養を与える手法で行きます。
まずはこれです。

雑草敷き2016.10.14.JPG

雑草をたっぷりと敷きました。
うちの畑はヨモギが大量に自生していてとても厄介なんです。
ヨモギは地面に敷いただけでは茎からも根が生えてきてすぐに復活どころか増殖を始めます。
なので一番下に敷いてやりました。
その他雑草も敷きまくりました。

そしてその上に隠れる程度に土を戻しました。

雑草埋め2016.10.14.JPG

硬い粘土質のを先に入れました。
掘ってから2日後なんですがもう石みたいにカチカチに乾いて固まっていまして・・・
先が思いやられますね・・・

次はこれを敷いてみました。

枝敷き2016.10.15.JPG

木の枝です。
主に果樹を剪定した時の枝です。
他にも畑の周囲の雑木の枝も入れています。
徐々に朽ちて行って徐々に肥料効果が出てくるのを期待しています。

そしてまた土を戻しました。

枝埋め2016.10.20.JPG

硬い粘土も混じっていますが掘った時に感じたのよりは案外砕けていました。

これで終わりではありません。
さらに上に雑草を敷きました。

雑草敷き2016.10.22.JPG

こんなしんどい作業を毎年のように繰り返してはいられませんので、
可能な限りたっぷりと仕込んでおくことにしました。
今度はタネで増えるタイプの普通の雑草が中心です。

最後に土をすべて戻して完了しました。

雑草埋め2016.10.26.JPG

でもこのスペースの半分だけです。
まだもう半分が残っています。
半分だけで10日以上かかってしまいました・・・
でも少しは作業に体が慣れてきたのでもっとペースを上げれそうです。

まだもう1面残っていますしそっちの方が広いですし、
まだそっちは金属片やガラスの取り除きが終わっていませんし・・・
すべての作業が終わって山菜ゾーンが完成するまで、
あとどのくらいかかるのか気が遠くなりそうです・・・
年内には終わらせたいのですがどうなることやら・・・
でも何が何でもやり遂げます!

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posted by ひ辻 at 18:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 土作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月04日

今年のテーマは 後編

毎日毎日雨ばかりで草刈りの作業が進みません。
雨の日は雑草の生長もストップしてくれるといいのですが、
そんなこと全く関係なくどんどん伸びています。
こうして毎年どれだけ頑張っても雑草の生長スピードに負けてしまうんです・・・

ということで前回の続きです。
とりあえず野菜ゾーンの様子です。

野菜ゾーン2015.6.28.JPG

こちらは6月下旬くらいですべて刈り終えたのですが、
たった2週間くらいでここまで雑草が回復してきています。
でも栽培スペースには雑草が敷いてあるのである程度は抑えれています。
真ん中の雑草が生えている部分が通路で右側が根野菜栽培スペースで左側が葉野菜栽培スペースです。
では右手前の雑草が敷いてあるスペースの様子です。

第1スペース2015.6.28.JPG

こちらにも厚めに敷いてあるのですが果樹の株周りほどではありません。
広さがあるので途中で雑草が足らなくなって、
農道に生えている雑草を刈って敷いたりもしました。
土の状態はこんな感じです。

第1スペース土2015.6.28.JPG

粘り気のある粘土質そのものでしてまだまだな状態ですね。
雨が降ればネバネバになって乾くとカチカチに固まります。
このスペースは一番最初に野菜の栽培を始めた場所でして、
当初はデタラメなやり方でも案外うまく栽培できていました。
おそらく長年放置していた間に自然と土ができていたんだと思います。
でも根野菜用に深く掘り起こして竹の地下茎や石を取り除いて開墾しました。
それによって深い部分の粘土質の土が混ざってしまってリセットされてしまったようです。
土作りが完了するまでどのくらいかかるのかわかりませんが、
今はただひたすら大量に雑草を敷き続けるだけです。

そして最後は山菜ゾーンの様子です。

山菜ゾーン2015.6.28.JPG

こちらは4月に刈り終え後に再び6月にも刈っています。
手前の雑草が生えている部分はまだ開墾といいますか掃除が済んでいません。
廃車にした車が置いてあったのでその金属片やガラス片が大量に土に混ざっています。
これをどうやって掃除するのかが今一番の悩みです・・・
そのことは置いておきまして奥の雑草の敷いてある場所の様子です。

山菜ゾーン雑草2015.6.28.JPG

この敷いてある雑草の厚みがわかりますでしょうか?
10cmくらいはあると思います。
上を歩くとマットレスでも敷いてあるかのごとく弾力があってゴワゴワになっています。
その下の土の状態はこんな感じです。

山菜ゾーン土2015.6.28.JPG

昨年も同じような量の雑草を敷きました
なので土に雑草の繊維が大量に混ざった状態になっています。
なのでフカフカな状態になりつつあります。
ミミズが少ないのが不満なところですがかなり土はできてきていると思います。
早ければ秋か来年の春には栽培に使えそうです。

こうやって雑草を敷くよりも土の中にすき込んだ方が土はもっと速く柔らかくなるとは思うんです。
でもそれだと有機農法になってしまうので自然農法のうちの畑ではご法度です。
それにあくまで私が目指している土の状態は団粒構造です。
すき込むことで土中の環境を壊してしまっては元も子もありません。
早く良質な野菜がどんどん栽培できる畑にしたいという思いはありますが、
焦る気持ちをグッと抑えながら今後も地道に雑草を敷き続けていきます。

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posted by ひ辻 at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 土作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月29日

今年のテーマは 前編

今年はセカンドステージの最終年です。
セカンドステージは土作りがテーマなのに今年は全く記事にしていませんでした。
今年のテーマはズバリ草刈りです。
ことあるごとに草刈りばかり言っていますし、
それこそが自然農法なので当たり前のことなのですが、
でも今年はとにかく何をおいても草刈りなんです。

とりあえずまずは竹林の様子です。

竹林2015.6.28.JPG

ただ今竹林の草刈り中です。
竹林の内部をやっと刈り終えました。
でもまだ周囲はこれからです・・・
タケノコの皮で囲ってある範囲に草を敷いております。
竹林をこの範囲だけに縮小しようかと考えています。
スペースが半減してしまいすがそれについてはまたいつか・・・

竹林の土の状態はこんな感じです。

竹林土2015.6.28.JPG

土が丸まってつぶつぶになっています。
これが何なのかわかりますでしょうか?
全てはこいつの仕業です。

竹林ミミズ2015.6.28.JPG

でっかくて太いミミズが大量に湧いています。
草刈りをしていると次々に出てきます。
あの団子はすべてミミズの糞です。
これぞ私が理想としている土の状態です。
竹林については土作りが完了しました。
今後も雑草を敷き続けてこの状態を維持していくだけです。

次は果樹栽培ゾーンの様子です。

果樹ゾーン2015.6.28.JPG

5月の半ばにすべて刈ったのですがひと月で元通り以上の状態になっています。
でも果樹の株周りはかなり分厚く敷いてあるのでそこはあまり生えていません。
でも通路部分の草丈がかなり高くなってきているので早くまた刈らないといけませんね。

果樹はたくさん植えてありますがその中から今回はネクタリンの株の周囲の様子です。

ネクタリン雑草2015.6.28.JPG

かなり分厚く敷いてあるのがわかりますでしょうか?
これまでは土が隠れる程度にしか敷いていませんでした。
自然農法ではそういう風にするものと聞いていたので。
でも竹林で大量に敷くことによる効果を確認したので全てのスペースでやってみることにしました。
今のところ土の状態はこんな感じです。

ネクタリン土2015.6.28.JPG

まあまあだとは思うのですが竹林と比べるとまだまだですねぇ・・・
真ん中にミミズが写っていますが細くて小さいですし。
でもまぁここにはたまたまこれが出ていただけで、
果樹ゾーンの草刈りをしていると竹林にいるような大きなミミズが大量に出てきます。
あともう一歩のところまで来ているとは思いますね。

あまりに大量の雑草を敷くのは良く無いというのを聞いていたのですが、
うちのような強烈な粘土質の土の場合は一筋縄ではいかないようです。
なので栽培スペースにはこれまでの何倍もの雑草を大量に敷きまくることにしました。
梅雨で水がしみ込んだ雑草が土の上で朽ちていくことで、
地表の微生物が活性化してミミズも増えてくるはずです。

野菜栽培ゾーンの状態については次回後編にて。

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posted by ひ辻 at 04:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 土作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする