その時さらなる強敵が勢力を拡大していました。
細長い蔓があちこちに伸びて地を這ったり木や竹に絡み付いたり、
クローバーがでっかくなったみたいな葉っぱで枝豆みたいな実を付ける。
実は2007年の竹林の伐採開始時には既にもうはびこっていました。
当時はあまり気にしていなかったのですが、
そのあまりの生命力に一抹の不安は感じていました。
いろんな場所で見かけるものの何という雑草なのか知らなかったので、
再び某ちゃんねるの某板の某スレで相談してみたところ、
「それクズだよ、早く抜け!」とのレスをもらいました。
早速検索してみると、あの葛粉の葛であることがわかりました。
そしてこれがとんでもなくやっかいな雑草であることもわかりました。
凄まじい生長スピードで周囲を覆い尽くしてしまい他の植物を駆逐してしまうのです。
まるで竹のようだと思いました。
自然農法を目指している者としてこれだけは使うまいと思っていた除草剤にやむなく手を出してしまいました。
これが効果てきめんで1週間足らずで枯れてしまいました。
しかし、真夏にしばらく畑に行っていなかった間に、
隣の荒れ地に蔓延しているクズがうちの土地に侵入してきて竹に絡み付いて無数に種がぶら下がってしまい、
秋になったら種が降り注いできました。
それを手作業で拾い集めました。
今のところクズは生えてきていませんが、
隣の荒れ地から再び侵入してきているクズに除草剤で対抗しています。

